390年続く人形劇上演 三鷹

すべての演目が終わり、一人ひとり紹介される出演者

 江戸時代初期の寛永年間から390年続く江戸糸あやつり人形結城座の公演が11月3日、三鷹市芸術文化センターであった。同市スポーツと文化財団の設立30周年記念式典に合わせ、3つの演目が上演された。

 

 結城座小金井市に拠点を置く、日本唯一の伝統的な「江戸糸あやつり人形」の劇団で、東京都無形文化財

 

 幕開きは十三代目結城孫三郎がめでたい獅子舞を滑稽なしぐさを挟みながら操る「寿獅子」。古典落語に材をとった「釜(かま)どろ」では、孫三郎が泥棒の親分を、父の三代目両川船遊が手下の与太郎を操るなど4人の人形遣いが楽しい芝居を繰り広げた。

 

 最後の「綱館(つなやかた)」は父子の共演。渡辺綱(孫三郎)に切り落とされた腕を取り戻しに来た鬼の化身(船遊)と綱の緊張、やがて激しい立ち回りが長唄と三味線の演奏を交えて演じられた。

 

 人形劇に先立つ式典では財団の土屋宏理事長(副市長)があいさつし、「これを新しい出発点として、市民の豊かな未来をつくりあげていきたい」と述べた。

 

 式典と公演には市議ら来賓のほか、「友の会MARCL」会員と三鷹市民合わせて100人が抽選で招待された。