郷土文化会、5月例会は松戸市立博物館へ

 西東京市郷土文化会の5月例会は25人が参加して8日、千葉県松戸市立博物館を訪れた。、田無駅発の電車を高田馬場東京メトロ東西線に乗り換え、西船橋からJR武蔵野線新八柱駅下車。徒歩約15分で博物館に到着。入館料は団体割引で1人240円。
 「町場と村」のコーナーで、江戸川の水運による河岸と水戸道中の宿場で栄えた江戸時代の松戸の様子を職員に解説してもらったあと、旧石器時代から現代までの変遷を示す展示物を見て回った。1960(昭和35)年に完成した常盤平団地の2DKが家具などとともに再現されており、先輩格のひばりヶ丘団地と重ね合わせて見入る人が多かった。
 博物館周辺に広がる「21世紀の森と広場」の千駄堀池ほとりで昼食をとり、花畑を抜けて縄文の森へ。約4500年前のものとされる竪穴住居を3棟復元。毎日1棟だけ、たき火をたいて公開しており、中で腰をおろして縄文の昔に思いをはせる人もいた。再び博物館に入り、歌川広重が描いた「名所江戸百景」(復刻版)の中から夏に分類される作品30点を集めた館蔵錦絵展「初夏の江戸名所」(6月10日まで)を鑑賞した。
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