第2次総合計画策定へ まちづくりシンポジウム

イメージ 1 西東京市の行財政運営の最上位計画となる第2次総合計画(2014年度から10カ年)策定に向けて、市は6月9日、まちづくりシンポジウムを市民会館で開いた。雨の中、市民約200人が参加した。
 坂口光治市長の開会あいさつの後、2部構成で進行。 第1部は総合計画策定審議会会長で首都大学東京教授の和田清美さんが「21世紀に求められる政策とは何か―市民参加と協働の重要性―」と題して基調講演を行った。和田さんは、戦後の社会構造の変化を説明したうえで、高度成長期の拡大・開発基調とは逆の縮小・成熟基調へと発想を転換し都市政策を考える必要性や、政策形成のために市民参加と協働を積極的に取り入れることを強調した。
 第2部では「西東京グッドニュース!」と題して西東京青年会議所西東京市社会福祉協議会、西原自然公園を育成する会、NPO法人生活企画ジェフリーの4団体の代表者がそれぞれの活動実績や理想とするまちの姿などを語った。
 このあと、この4人に和田さんと総合計画策定審議会の副会長2人が加わってパネルディスカッションが行われた=写真。生活企画ジェフリー理事長の渡辺美恵さんは、「まちづくりは市民が主役。行政にお任せしたり要求したりするのでなく、自ら参画しよう」と市民側に自戒を促す一方で、「行政側も市民感覚を磨いてほしい」と注文を付けた。
 計画策定に向けての市民参加行事は、まちづくり市民ワークショップ(7月)、子どもワークショップ(8~9月)と続き、審議会は市民の意見を集約して来年3月をめどに作成する基本構想案などの中間まとめに反映する。