屋敷林と畑の道を歩く 「みどりの散策」3回目

イメージ 1 西東京市西東京自然を見つめる会が協働して作製した「みどりの散策マップ」の全11コースを、今年度から2年かけて歩くイベントの3回目が9月26日、行われた。
 この日は富士町を中心とする約3.6キロの「屋敷林と畑の道」コース。約60人が参加し、東伏見駅北口広場で準備運動をして出発。新青梅街道沿い北側の屋敷林はヒイラギモクセイの生け垣を巡らせ、内側にケヤキの大木が並んでそびえる。
 屋敷の中に入れてもらえないため、西側の道路わきから眺める=写真。冬の強風から家屋などを守るため北側にはシラカシなどの常緑広葉樹や杉などの針葉樹を、南側には夏の日差しを和らげるケヤキ、ムクノキ、エノキなどの落葉広葉樹を植えたという。
 中町4丁目を含めて農産物直売所4カ所に立ち寄り、敷地の中にわずかに残るケヤキにかつての屋敷林の面影を見たり、循環型社会の実現に取り組む市民活動団体「西東京菜の花エコ・プロジェクト」のヒマワリ畑で足を止めたりした。
 西東京自然を見つめる会によると、市内の緑は屋敷林、畑、公園で保たれている。このうち畑の面積は市全域の約10%(2010年)。担い手不足や相続税問題から屋敷林とともに減少が続いているという。同会は「屋敷林を知ろう」と題し、専門家の講演会を10月27日と12月1日に田無公民館で開く。入場無料。問い合わせは同会の中村さん(042・464・1157)へ。