「新選組のふるさと」日野 歴史館と本陣を見学

イメージ 1 西東京市郷土文化会の10月例会は2日、31人が参加して「新選組のふるさと」をうたう日野市で行われ、市立新選組のふるさと歴史館と日野宿本陣=写真=を見学した。
 歴史館はJR日野駅から徒歩約15分。「近藤勇土方歳三が初めて出会ったのがいつなのかははっきりしていない」「土方は職に就いても腰が落ち着かなかったように伝わっているが、20数歳まできちんと奉公していた記録がある」「新選組のトレードマークの青い羽織が目撃されたのは池田屋事件が最後」「沖田総司池田屋への切り込みで血を吐いて倒れたという記録はない。熱中症だったのではないかとの説がある」--。職員から興味深い史実も語られた。
 市役所通りを戻り、甲州街道沿いの日野宿本陣(市指定有形文化財としての名称。東京都指定史跡としては「日野宿脇本陣」)へ。土方が箱館戦争で戦死する直前、写真と戦の詳細を書きとめた手紙を託された16歳の小姓がたどりついた先がこの本陣。あるじの佐藤彦五郎は少年を3年近くかくまい続け、故郷の大垣へ帰してやったというエピソードを男性ガイドから聞く。
 一行は市民の森スポーツ公園で昼食を取った後、大昌寺にある佐藤家の墓と宝仙寺にある新選組六番隊隊長・井上源三郎の墓も訪ねた。(写真下は、左から歴史館前、本陣広間)
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