「西東京市の石仏散歩」写真展始まる

イメージ 1 「西東京市の石仏散歩」写真展(市教委主催)が10月27日から11月30日まで、市郷土資料室で開かれている。
 石仏や庚申塔は、近年の都道都市計画道路などの新設・拡張整備によって移転を余儀なくされ、個人所有のものは廃棄される恐れも出てきた。市教委は文化財マップの改訂も予定していることから、今年アマチュア写真家の協力を得て、本体の周辺の風景や、表情のクローズアップなどを含めて記録写真に残すことにした。
 写真展は東京都の東京文化財ウイークに合わせて開催。展示は上保谷、下保谷東伏見と3つのブロック別とし、地図や散歩コースも示した。アップで見ると榎木の庚申塔青面金剛がユーモラスな表情だったり、馬頭観音塔の文字の下に小さな観音像がレリーフのように彫りこまれていることに気づかせてくれたりと、新しい発見もありそうだ。
 このほか合併記念誌として発行された「絵本むかしばなし」に収められた「消えたお地蔵さんの首」(橋場の交通安全地蔵)、「耳を直す神様」(福泉寺の帝釈天庚申塔)、「かけこみ地蔵」(保谷町5の北向地蔵)に登場する石仏の写真と絵本を展示したコーナーがあり、大人も楽しめる。
 同資料室は月・火曜日が休み。入室は午前10時から午後4時30分まで(最終日は正午まで)。