トレーニングマシン更新へ 西東京市スポーツ施設

イメージ 1 西東京市の主なスポーツ施設で来年度以降、設備などが大きく改善される。来年度も指定管理者の指定が確実となった共同事業体が新たな基本事業計画書で示した。
 市はスポーツセンター(中町)など12のスポーツ・運動施設の事業実施などの運営を指定管理者に委託している。現在受託しているのは三菱電機ビルテクノサービス、東京アスレティッククラブ、日本環境マネジメントの3者でつくる「MTNT共同事業体」。本年度での契約期限切れに伴い、市が指定管理者を公募したところ、4団体が応募。審査の結果、現在の共同事業体が最高点をとり、来年度から5年間についても同事業体を指定する議案を11月30日からの定例市議会に提出した。12月6日の文教厚生委員会で審査され、全会一致で可決した。12日の本会議でも可決される見通しだ。
 同委員会に示された基本計画書によると、施設面のサービス改善ではスポーツセンターのトレーニングマシン=写真=を10台更新するほか、ランニングマシン2台を入れ替え、ダンベル(1~20キロ)を設置する。プールの観覧所は屋外にあるため、テント地の張り出し屋根を取り付けて日陰をつくる。2階女子更衣室のシャワールームは授乳室に改装する。
 総合体育館(向台町)もトレーニングマシンを更新し、数種目を行えるコンビネーションマシンを独立タイプ(5台)に替える。
 南町スポーツ・文化交流センター「きらっと」は受付コーナーをわかりやすい位置に変更し、2階ラウンジに健康図書コーナーを新設する。
 芝久保第二運動場(芝久保町)のゲートボール場は利用が少ないため、半分を「チャリンコ広場(仮称)」として一輪車の練習や子ども・高齢者向けの交通安全教室の利用を見込む。
 施設以外では、秋のスポーツフェスティバルや元五輪代表選手などのトップアスリートを招いて市民と交流する大型イベント開催日は、田無駅保谷駅から、施設をつなぐ無料シャトルバスを運行(年10回程度)する。
 65歳以上の人を対象にプールやトレーニング室、ランニング走路の利用、プールやフロアでの特別教室を無料としているシルバーウイークは月によってシルバー月間に拡大する。
 これらのサービス強化により2015年度には11年度より11%多い78万人の集客を目指す。
 委員会で市側は、「黒字が出て一部が市の収入になる場合はスポーツ振興基金に積み立てる」「駐車場有料化は今のところ利用者減を招いていない」と答えた。