西東京シネマ倶楽部、インターネットテレビを試験開局

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 名画の定期上映や市民映画祭などに取り組む西東京シネマ倶楽部が、映画祭の受賞作品の一部を無料配信するインターネットテレビをこのほど試験的に開局した。地元商店街などの奮闘ぶりも動画で紹介しており、4月中の本開局を目指す。
 西東京市民映画祭の呼び物の一つである自主制作映画コンペティションは2002年から始まり、毎年十数本の入選作品からグランプリなど受賞作品を5本ほど選んで表彰している。これまではコンペ当日の本選上映会でしか見られない作品を、インターネットテレビのコンテンツとすることで、いつでも何度でも映画ファンに見てもらうことができる。
 試験配信では、2012年の第11回コンペで優秀作品賞を受賞したアニメ「SUSANOO(スサノオ)」(Artmic8neo監督、15分)が公開されている。佐藤福太郎監督の「わらわれもしない」(2012年、31分)の予告編もある。
 他の作品についても著作権の許諾について制作者側と交渉が進められている。同倶楽部は「入選作品だけでなく応募作品にまでコンテンツを広げたい」と話す。
 一方、「街情報」ではシネマ倶楽部の宍倉悠子さんがインタビューする「駅前レポート」(12分)が作られた。大型店の陰に隠れがちな地元商店街の中で、地域に根差した経営を展開する保谷南口の電器店とクリーニング店を訪れて社長らに経営の工夫を聞いたり、映画祭に連動する「縁日セール」を盛り上げる東町商栄会や農協の人たちの笑顔を紹介したりしている。
 「こちらは店や企業のホームページの動画版として活用してほしい」と同倶楽部。広告収入は同倶楽部の活動強化に充てるという。
 インターネットテレビは「西東京ショッピング情報」の西東京シネマ倶楽部のホームページから
見ることができる。(写真は試験配信されている「街情報」の一こま)
             http://nishitokyo.shop-info.com/1950811/