西東京市議会議長人事が難航、会期を延長

 西東京市臨時議会は2月28日の本会議で、同日までとしていた会期を3月4日まで4日間延長することを決めた。「議事の都合」(倉根康雄副議長)としているが、26日に議長を辞職した小林達哉氏(自民)の後任人事をめぐり、会派間で調整がつかなかったためだ。
 市議会人事は2年を任期とするのが慣例となっている。この臨時議会も最大の焦点は議長人事。通常は最大会派から議長を出すのが不文律だったが、2年前に崩れ、各会派を代表する4氏による選挙となり、最多得票数の小林氏に決まった経緯がある。
 今回も複数の会派が議長ポストに名乗りを上げたり、立候補に含みを持たせたりしたため何度も会派代表者会議が行われたが、収拾に至らなかった。
 3月1日は午前10時、本会議を続開するが、直ちに休憩して議会運営委員会を開き、6日開会予定の定例市議会の議事日程などを審議する見通し。議長ポストをめぐる調整はこのあと行われるが、同日中に決着するかは微妙な情勢だ。