論戦低調 持ち時間消化は半分 代表質問初日

市長選後初の本格論戦の舞台となるはずの代表質問初日は、持ち時間を205分も残して延会した。3月7日、西東京市の定例会本会議。提出された2013年度予算案が政策的経費を含まない暫定予算であるところに、選挙で丸山浩一新市長を推薦した自民党会派があえて論戦を避けたことによる。
代表質問の一番手は最大会派で与党の自民党西東京市議団の浅野高司氏。このあと同会派の7人が関連質問に立ったが、答弁書よりも踏み込んだ答弁は求めず、「意見にとどめておきます」「要望しておきます」「後々説明を求めることにします」として、新市長の安全運転を演出した。再質問も少なく、時折、他党の席からは「そこのところを(市長に)しっかり聞いて」とやじが飛んだ。
議員の質問時間は1人50分(答弁を含む)。この日は自民党西東京市議団に400分の枠が与えられ、昼食休憩など3度の休憩を挟んで終了は午後6時25分の予定だったが、実際は午後2時25分に終わった。他党や無所属の議員からは「余った時間を(自分たちに)分けてもらいたい」とぼやく声が聞こえた。自民党の議員は「前政権による問題はいっぱいある。与党だから我慢している」と話した。