一般会計暫定予算案の質疑始まる 西東京市議会

 西東京市議会の定例会は3月21日、予算特別委員会で新年度一般会計暫定予算案の審査に入った。市側の主な答弁は次の通り(かっこ内は質問者)。
都市と農業が共生するまちづくり事業(石田史行氏) 4月に東京都に補助金交付を申請しなければならないため暫定予算に計上した。事業費の4分の3補助を上限としており、市は約2240万円を見込む。都市農業の普及啓発用車両を約900万円で購入。タコ焼きの移動販売車のようなイメージで、農産物を販売でき、新たに作るイメージビデオを見せたりイメージソングを流したりできる。イベントに活用したい。音楽は市役所へかかる電話の保留音にできないか庁内で検討中だ。地場農産物を1品以上使って新たな食品を生み出してもらう「めぐみちゃんメニュー認定事業」は、農業者と商業者の合同勉強会を開くなどしてこの秋をめどに商品化にこぎつけたい。
地域コミュニティー対策(坂井和彦氏) 市内には自治会・町内会が232ある。その充実や再生の一助とするため、加入を促すカラー刷りのパンフレットを作製し、25日から転入手続きに訪れた人に市民課窓口で配布する。一部を除き、自治会・町内会の名称を表記しており、加入希望者には協働コミュニティ課が仲立ちする。
市職員のメンタルヘルス問題(藤岡智明氏) メンタルヘルス(心の健康)をめぐる職員の相談件数は今年度、45件増えて227件(21日現在)。病気休職は9人いるが、このうち心の病が5人、心と内科系の病を併せ持つのが2人となっている。問題のある職員には所属長がカウンセリングを受けさせる。数カ月間の職場復帰プログラムを経て復帰し、その後も一定期間、本人と産業医の面談を続ける。回復が長引くと病気休職となり、休職後に再発した場合は臨時職員になることもある。