新市長あいさつなし1カ月 西東京市のホームページ

 西東京市議会の予算特別委員会2日目の3月22日、佐藤公男氏(公明)は丸山浩一市長就任から1カ月以上たつのに、市のホームページの「こんにちは市長です」で市長あいさつが「準備中」である理由をただした。
 担当課長は「市長も(このサイトを)重視しており、現在調整中。年度替わりの早い時期に発信したい」と答弁したが、佐藤氏は「2月に市長に就任したのに、いまだにあいさつがないというのは異常事態だ。写真も載っていない。再度答弁を求める」と迫った。
 「当面、所信表明と写真をできるだけ速やかに整えたい」と担当課長が再答弁。市長選では自民党と一緒に丸山氏を推薦した政党の所属とあって、佐藤氏はそれ以上の追及や直接市長に答弁を求めることはなかったが、非支持会派の委員からは「与党から質問がでるとは思わなかった」「先を越された」との声も。
 空白のサイトは結局、この日のうちに更新され、内容も所信表明の引き写しではなかった。素早い対応に市役所職員の有能さを見るか、議員に弱い体質を見るか――。