花冷えに人出まばら 東大・西東京キャンパスで観桜会

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東大大学院生態調和農学機構主催の観桜会が3月30日、西東京市緑町1丁目のキャンパスで始まった。午前中は霧雨も降る花冷えとあって訪れる人はまばらのさびしいスタート。
東大は毎年、桜が見ごろの土・日曜にキャンパスの一部を一般開放している。正門近くの桜はちょうど満開だが、正午になっても気温は8度ほどしかなく、敷物を広げて弁当を食べる家族連れは2組だけ。緑色の腕章を付けて運営に協力するボランティアの人の方が目立った。農場博物館内では石油ストーブがたかれ、見学者たちはほっとした表情で暖を取っていた。
同博物館前では昭和初期に作られたとみられる木製トロッコや稲穂からもみを落とす昔の農具・千歯こきの使い方、縄のない方を見ることができる。
桜会31日まで。開門は午前10時、閉門は午後3時30分。
(写真下は左から木製トロッコ、ストーブにあたる人たち)
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