「五千本桜」見ごろ満喫 滝山城址を歩く

イメージ 1西東京市ウオーキング協会の3月例会は31日、八王子市の滝山城跡の桜見物を中心に、JR拝島駅からJR八王子駅まで約10キロのコースで行われた。
福生市南公園、昭島市水鳥公園を経て拝島橋を渡り、多摩川沿いを戻るかたちで滝が原運動場を抜ける。運動場は右も左も、手前から奥の方まで少年らが野球の試合を繰り広げていた。運動場を貫く道路を出て山手へ向かう。公園入り口から先、濡れた石畳の道に足を滑らせないよう注意しながら上る。
戦国時代、多摩川と秋川の合流点の南側丘陵に造られた滝山城は難攻不落の山城とされ、城跡は国指定の史跡であり、都立滝山自然公園の中核にもなっている。本丸跡を通り中の丸跡で昼食をとった。中の丸跡からは多摩川の流れを望めた。
古峰(こぶ)の道を下ると、眼前に山桜のピンクが広がった。アリーナのような地形の底からややひょろ長く伸びる木々はすべてが桜と思えるほど。華やかさでは見劣りするが、10年前に訪れた吉野の山を思い起こした。縁に沿って上り下りできる小道があり、林地を一周した。ほかの場所にも桜の群生が見られ、「五千本桜」は誇大ではないように感じた。
この日は低温と朝から雨の確率が高い予報のせいか参加者は22人と少なめ。結局、一度も傘をささずにすみ、ちょうど満開のタイミングと併せて幸運を喜んだ
 
(写真下は、左から桜の群生を上から見る参加者、中の丸跡からの遠望)
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