<西東京市議会> 教育長、2年ぶり就任へ  池澤氏は副市長  人事に同意し閉会

西東京市議会の定例会は6月25日の本会議で、今年度の一般会計など各会計予算案を原案通り可決、空席だった教育長に予定される教育委員などの人事案件に同意して閉会した。
一般会計予算は前年度当初比1.3%増の676億200万円。
丸山浩一市長からこの日追加提案された人事案件では、副市長にこれまで教育長職務代理者を務めてきた教育部長の池澤隆史氏(53)の選任に同意。市教育委員会委員に江藤巧氏(53)の任命に同意した。
江藤氏は2011年3月に辞任した前教育長の後任として、後日の教育委員会で教育長に任命される予定だ。同氏は1983年創価大卒、東京都に入庁。教育庁総務課長、同参事などを歴任し、現在は中央卸売市場政策担当部長。都庁に17年間務めた丸山市長が都に人材あっせんを要請したとされる。東村山市在住。
人事ではこのほか任期満了に伴う教育委員に元市行財政改革推進委員会委員の米森修一氏(62)=西東京市在住=、監査委員に多摩六都科学館組合事務局長の尾崎正男氏(61)=同=のそれぞれ任命と選任に同意した。
同日議員から提出された意見書案6件のうち子宮頸(けい)がんワクチンの正確な情報収集・検討で安心して実施されることを国に求める意見書など3件を可決、西武鉄道5路線の存続と沿線のさらなる充実・発展を国や都、西武ホールディングスサーベラス・ジャパンなどに求める決議をした。