NPO・市民活動団体 60人が交流 西東京

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 西東京市内を中心に地域の課題解決に取り組むNPO法人や市民活動団体の交流の集いが6月29日、市役所田無庁舎で開かれた。同市市民協働推進センターゆめこらぼが主催し、49団体から約60人が参加した。
 ゆめこらぼはこれらの団体の活動を支援する組織。市が社会福祉協議会に運営を委託している。開設5年目の今年、交流の集いは団体同士のつながりを作ったり強めたりする機会とし、NPO市民フェスティバルは市民に向けてアピールする場とするよう目的をはっきりさせた。
 このため参加者は交流会の間にテーブルを3つ回るようテーブル番号が指定され、それぞれの席で1人5分以内で話をするという方法がとられた。
 石神井川でごみ拾いをしている団体からは「工事終了後、川の水が枯れた。都に聞いても原因は不明という返事だ」、無料の学習塾を開いているNPO法人は「教える人が足りず、今以上子どもたちを増やせない」、自殺対策のミュージカルを無料で上演している団体は「多額の借金を抱えながら頑張っている。次回作のために発達障害の子どもたちを支える団体を取材中」と最近の状況や課題、苦労話など本音トークが交わされていた。
 参加費の一部は、市と商工会の「一店逸品」事業で選ばれた和菓子、ケーキなど休憩時間のおやつ購入に充てられ、この味なコラボレーションの演出も参加者に好評だった。