埼玉県行田市の公園「古代蓮(はす)の里」で、行田ハス(古代ハス)が埋め尽くすハス池と世界各国から花ハスを集めたハス園が花の見ごろを迎えている。
行田ハスは約1400~3000年前のハスといわれ、約40年前に近くの建設工事現場から出土した種が自然に発芽したものを増やしてきた。花は鮮やかなピンクで花びらの数は少ない。
園内には42種12万株が植えられており、8月上旬まで楽しめそう。入場無料。
古代蓮会館の展望タワーの展望室(地上50メートル)からは約280アールの水田に葉の色が異なる7種の稲で描かれた女性の姿の「古代蓮の精」がはっきりと見える。精が立つハスの花びらは今は緑色だが、ピンクに変わるという。
この田んぼアートは2008年から始まり、今年は6月半ばの2日間で延べ800人余りが田植えをした。11月に収穫する。古代蓮会館の入館料は大人400円。