東大農場のハス見本園にぎわう 西東京で一般公開

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西東京市にある東京大学生態調和農学機構のハス見本園が7月23日、一般公開され、大勢の植物愛好家たちでにぎわった。
同園の一般公開は2回目。今年は八つのコンクリートますの大半がハスで埋め尽くされた。一つのますはそれぞれ14のますに仕切られており、ここだけで約100品種が見られる。
今から60年以上前に種が発掘され開花した、2千年以上昔の「大賀蓮(おおがはす)」は鮮やかなピンクの花を、大賀蓮と中国古代種を交配した「中日友諠蓮(ちゅうにちゆうぎれん)」は薄紅色の花を開き、ちょうど見ごろ。東大が初めて品種登録した「緑地美人」は花びらの周りを薄い紅色に染め、アメリカ黄蓮(きばす)は黄色い花びらが異彩を放っている。
構内では昨年採取したハスの果托(かたく)が1束500円、前日収穫したモモが1パック(3~5個)500円で販売され、人気を集めていた。
入場時間はほとんどの花が閉じる正午まで。この日は午前9時の開門までに約50人が待機、1時間余りで入場者は300人を超えた。一般公開は24日まで。