18年間続く週1講座 東京雑学大 菅原理事長語る

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 西東京市を拠点に、市民向けに毎週1回の講義を18年間続けているNPO法人東京雑学大学の活動や運営などについて、理事長の菅原珠子さんが8月2日夜、市民協働推進センターゆめこらぼで話した=写真。
 ゆめこらぼが主催して市民団体に発表の場を提供する「ゆめサロン」の今年度2回目で、17人が参加した。
東京雑学大学は先発の吉祥寺を参考に1995年発足(NPO認証は約4年後)。住民がいつでも自由に参加でき、講義は8月中に900回を迎える。講義内容は政治・法律、保健・医療、芸術・芸能などあらゆる分野にわたるが、1回ごとの単発ものだ。年会費5千円で学生会員になると聴講は無料。会員外は1回の聴講料500円。15人の理事・スタッフが無償で運営に携わる。
菅原さんは創設者の夫が死去し、2代目理事長に就いた。創設時は手伝い程度で、発足3年目に発行する「学報」(年3回)から本格的に関わったという。
参加者からは年間50人に及ぶ講師(教授)の見つけ方や受講者への知らせ方などについて質問があった。講師の人選では、「つてを頼ったり、他団体の講演会を聞きに行って目星をつけたり。同じ人に2~3年後にもう1度お願いしることもあれば、自薦も年に何人かいます」と菅原さん。講義の日程やテーマなどの知らせ方には、はがき、チラシ、ミニコミ紙への掲載依頼など5種類ある。ただ、会場の確保には苦労しているという。
講師を務めたことのある男性は「講義内容の要旨などを収めた学報と運営がしっかりしており、講義をしていても一番楽しい所」と称賛していた。