<西東京市議会>特別委、一般会計補正予算案を可決

 西東京市議会の予算特別委員会1日目の9月12日、今年度の一般会計補正予算案について13氏が質問した後、全会一致で原案通り可決した。
同予算は約14億円を追加し、総額約690億1千万円とするもの。市長選挙により本予算の編成が6月となり、政策的な新規事業は少ない。
市のマスコットキャラクター「いこいーな」の商標権使用料が初めて計上された=別稿=ほか、東京都の全額補助で妊産婦・新生児訪問指導(こんにちは赤ちゃん)用に電動アシスト自転車3台を購入することや、都の委託で言語能力向上推進(谷戸小、本町小)、スポーツ教育推進校(田無小、保谷第一小、上向台小、住吉小、明保中)、理数フロンティア校(柳沢小、明保中)、人権尊重教育推進校(田無第三中)、人権教育研究推進(東伏見小)の5事業が行われることなどが盛り込まれている。5事業のうち「理数」と「人権尊重」は新規で、指定期間は2年。
市の貯金といえる財政調整基金の今年度末現在高見込みは、「予算の執行管理に努めたことと歳入が一定程度確保できた」(財政課)ことにより約27億円に回復した。ただ標準財政規模の10%とされる目標額38億円には遠い。