2018-10-01から1ヶ月間の記事一覧

東海道五十三次の名所名物 北斎の絵でたどる

東海道五十三次の名所を江戸時代の浮世絵師、葛飾北斎(1760~1849)の作品で見る講座が10月30日、西東京市谷戸公民館であった。すみだ北斎美術館(東京都墨田区)の学芸員の五味和之さんが各宿場の特色を説明し、北斎作品を画像で紹介した=写真。 五味さん…

「北斎の東海道」名所一覧でたどる 谷戸公民館で講座

西東京市谷戸公民館主催の芸術講座「北斎の東海道を満喫」が10月23日、同館であり、江戸時代の浮世絵師葛飾北斎が描いた「東海道名所一覧」で江戸の日本橋から京の三条大橋までの道のりをたどった。 講師は、すみだ北斎美術館学芸員の五味和之さん=写真。 …

武四郎の道は未来へ続く 東京でセミナー

北海道の名付け親の探検家、松浦武四郎(1818~88)の生涯や功績を考えるセミナーが10月21日、東京・日本橋の三重テラスであり、約70人が参加した。 武四郎の出身地、三重県松阪市の主催。生誕200年記念事業のキャッチフレーズ「武四郎の道は未来へ…

歴史と自然と 北の丸公園を歩く

北多摩自然環境連絡会主催の「皇居周辺歴史散策」の2回目が10月17日にあり、14人が北の丸地区の歴史と自然を楽しんだ=写真は千鳥ヶ淵。 皇居周辺散策を企画・案内したのは豊福正己さん。立ち寄り先の詳しい資料を作り、幕末の江戸城周辺の地図とともに参加…

地獄極楽絵図に口上と解説 東京・深川ゑんま堂

閻魔(えんま)大王の縁日の10月16日、東京都江東区の法乗院(深川ゑんま堂)で、大道芸人の麻布十兵衛(本名・栢木<かしわぎ>興太郎)さんによる地獄極楽絵図の絵解き口上と解説があった=写真。 絵図は、死んで霊魂になり冥土へ旅立ち、10人の王による裁…

「縄文土器に触った、持った」 三鷹で講演会と展示会

三鷹市主催の考古学講演会が10月13日、市公会堂さんさん館であり、約80人が参加した。参加者たちは講演後、市役所1階ロビーに展示された縄文土器に触ったり持ち上げたりして縄文の世界に思いをはせた=写真は初公開の曽利式土器を説明する矢島教授(左から…

おっさん5人組 五能線の旅(7完の1・はじめに)

「五能線の旅といえば『哀(かな)しみ本線日本海』のイメージだな…」。日本海沿岸のうそ寒く寂しげな風景を思い浮かべての出発だったが、世の荒波を幾度となくくぐり抜けてきたシニア5人の男たちは、天をも味方につけ、明るく楽しい旅の記憶をその長い人生…

おっさん5人組 五能線の旅(7完の2・角館)

■武家屋敷通りを散策 東京駅秋田新幹線「こまち」の出発ホームで弁当と缶ビールなどの飲み物を買い込み、発車してほどなくパクついた。3時間後、角館で下車。 駅舎でガイドマップを手に入れ、武家屋敷通りを目指す。駅前交番の建物も武家屋敷風。青果店をの…

おっさん5人組 五能線の旅(7完の3・秋田泊)

■秋田 夜の居酒屋 秋田は安いビジネスホテルに泊まり、食事を少しぜいたくにという年金生活者の知恵で一致していた。ホテルは東横イン秋田駅東口。駅から連絡通路「ぽぽろーど」で直結しており、シングル朝食付きで6千円。 荷物を部屋に置きロビーに全員集合…

おっさん5人組 五能線の旅(7完の4・千秋公園)

■千秋公園 再会のドラマ 午前6時30分から始まる朝食バイキングを食べ終え、7時30分にロビー集合。最初のお目当ては「秋田市民市場」だ。 途中、銀行の前の歩道で制服姿の若い女性行員が男性と立ち話をしていて「んだ、んだ」と相づちを打つ声が聞こえた。い…

おっさん5人組 五能線の旅(7完の5・十二湖)

■青池・ブナ林 駆け足観光 奥羽線大館行きの普通列車に乗る。五能線の起点・東能代駅=写真=まで約1時間。五能線はもっとすいていてほぼ貸し切り状態。海側にゆったりと席を確保できた。 刈り取りが近い黄金色の田が広がる八郎潟を過ぎる。日本海はべたなぎ…

おっさん5人組 五能線の旅(7完の6・不老ふ死温泉)

日の入り、部屋から見る 青池発のバスは大型で、宿泊地の不老ふ死温泉行き。午後3時、予定通り温泉に着いた。 露天風呂から見る日本海の水平線に沈む夕日の美しさが売りものの宿だけに、フロントのカウンターに日の入りの時刻「5時45分頃」を示す木の置物が…

おっさん5人組 五能線の旅(7完の7・ 帰京)

■リンゴ畑とご当地弁当と 前日のビジネスホテルに比べはるかに選択肢の多い朝食バイキングを済ませ、午前8時40分発の宿の送迎バスに乗る。最寄り駅のウェスパ椿山まで数分。駅前の物産館をのぞき、弘前行き普通列車の先頭車両に乗り込むと車内は来る時よりも…

仏の教え 人形劇で熱演 武蔵野大公開講座

武蔵野大学武蔵野キャンパス(西東京市)で10月6日に開かれた同大学仏教文化研究所主催の公開講座で、僧侶で人形遣いの安藤圣一(けいいち)さんがひとり人形芝居を演じ=写真はフェイスブックから=、100人余りの聴講者から盛んな拍手を受けた。 今年度…

大集合「橋」の作品 すみだ北斎美術館

西東京市郷土文化会の10月例会は2日、27人が参加し、東京都墨田区のすみだ北斎美術館と都慰霊堂・復興記念館を訪ねた=写真はすみだ北斎美術館の常設展示室。 北斎美術館では企画展「北斎の橋 すみだの橋」が開催中(前期8日まで、後期11月4日まで)。 生涯…

御門訴事件を学ぶ

明治初期、武蔵野新田(多摩北部・東部)12村の農民が品川県(当時)に増税撤回を求めて集団で直接県庁に訴え、多くの犠牲者を出した「御門訴(ごもんそ)事件」の講演会が9月30日、西東京市西原総合教育施設であり、約20人が参加した=写真は講師の郡司恒夫…