2023-01-01から1年間の記事一覧

ひばりタイムス「ニュースから撤退」を惜しむ

西東京市を中心に周辺の自治体をエリアとする地域報道サイト「ひばりタイムス」が12月5日、「年内でニュース更新を停止する」と報じた。残念という言葉しか見つからない。 ひばりタイムスの編集長、北嶋孝さんを初めて見かけたのは西東京市議会の傍聴席だっ…

さん喬が今年の締め 三鷹・落語会

2023年の三鷹の落語会を締めた柳家さん喬独演会の演目 三鷹の落語会はこの人が今年のトリ。柳家さん喬独演会が12月2日にあり、昼の部に行った。 プログラムの紙を開いてびっくり。小きち、小もん、小平太、さん助と4人もの名前が、さん喬の前に並んでいた…

談春の独演会に酔う

立川談春の独演会が11月25日、三鷹市公会堂であった。 公会堂のホールはいつもの芸術文化センターの2倍ほど広く、格上の人気落語家に使われる。料金も高い。開演ギリギリに滑り込むと、案の定、約700の客席は埋まっていた。 談春を聴くのは2度目。前回は1…

見ごたえあった映画「ゴジラ」

配役やストーリーなどほとんど予備知識のないままに、映画「ゴジラ-1.0(マイナスワン)」を11月24日、練馬区東大泉に見に行った。 シニア料金がいつの間にか1300円になっていたのには一瞬驚いたが、作品に没入でき、ときどき涙ぐまされ、満足した。 神木隆…

名木や緑道 小春日和を歩く

向台公園は木々が色づき晩秋のたたずまい 西東京市と西東京自然を見つめる会が設定した散策コースを歩く今年度最後の催しが11月22日にあり、25人が参加した。 散策コースは1カ所あたり3~5キロで14コースあり、地域の歴史や地形、風景などが織り込まれて…

人それぞれ 80歳の壁

国際男性デーの11月19日、朝日新聞社が主催する「健康フェスタ」が東京・丸の内の丸ビルであった。 男性の健康を考える45分間のプログラムが4つあり、そのうちの「『80歳の壁』を前に」に応募して当選した。 「80歳の壁」は精神科医の和田秀樹さんの著作で…

知人が油彩を出展 都美術館で公募展を見た

少年時代の夏のひととき。この日も、ばあちゃんが真ん中にいた=油彩、F50 東京都内の知人から公募展の案内状を受け取った。 NPO法人日本芸術家協会が主催する「JAG展」(11月9日~16日)。寡聞にして知らない団体ではあったが、昨年も別の公募展に出品し…

2度目の脳血管手術 苦しみ少し減ったけど

退院前日、最後の夕食。16回の配膳のうち1回だけおかゆを残した 脳に酸素や栄養を運ぶ動脈が、頭蓋骨(ずがいこつ)の下にある硬膜の静脈と直接つながることで、動脈血液が逆流し脳出血や脳梗塞を引き起こす原因になるという「硬膜動静脈瘻(ろう)」。その…

欲しくなったお地蔵さまの救い

戦争の傷痕をとどめる六地蔵もある=西東京市の宝珠院境内 武蔵野大学の生涯学習講座に「畜生・餓鬼・地獄の三悪道の世界を考える」を見つけ、三鷹市のサテライト教室で受講した。 怖いもの見たさの俗な気持ちと仏教への関心が受講の動機。講座は7月から10…

長編2席 ついウトウト 志の輔独演会

立川志の輔独演会が10月21日、三鷹市公会堂であった。 志の輔は、NHKテレビの「ガッテン!」の司会者として知っていたが、高座を見るのは初めて。テレビでの落ち着きぶりが印象づけられて、吃音(きつおん)で間(ま)をとることが多いのは意外だった。声を…

西東京市ウオーキング協会が解散

大船観音像を仰ぎ見て、最後の例会となった=2020年2月 四季折々の花や歴史あるまちのたたずまいなどを楽しみながら歩く活動をしてきた西東京市ウオーキング協会の解散が決まった。10月10日付の文書で通知された。 役員を引き受ける人が極めて少なく、高齢な…

入院生活という非日常 私の脳血管手術

全身麻酔による手術を控え、真っ先に行われた点滴の準備 頭の中の硬膜にある動脈の先っぽに詰め物をして静脈に直接つながる血を止めるという手術を行ってもらい、入院生活を8日間(10月4~11日)送った。 50代に初めて経験した入院生活は3度目だが、今回…

1時間の長編「らくだ」も 権太楼独演会

終演後に張り出された独演会の演目 柳家権太楼独演会が9月24日、三鷹市であった。 入場時に渡されたチラシでは前半、前座、今月真打ちに昇進した柳家福多楼に続いてトリを務める順番になっていたが、福多楼を飛ばして権太楼が「らくだ」を1時間演じた。 落…

ヘルシンキの穏やかな日々 映画「かもめ食堂」

三鷹市スポーツと文化財団の新しい映画企画が始まった。名画世界紀行に続くのは「料理が心を結ぶ、映画特集~あたたかな食事風景~」。 その初回、『かもめ食堂』(2006年、荻上直子監督)が9月23日、三鷹市芸術文化センターで上映された。 フィンランドの…

今度は「硬膜動静脈瘻」 検査入院つらかった

「硬膜動静脈瘻(ろう)」という病名で武蔵野市の武蔵野赤十字病院に検査入院した。 この病気、脳を覆う硬膜を流れる動脈が静脈に直接つながる近道ができ、動脈の血液が脳に行かずに静脈から心臓に戻ったり、静脈から脳へ逆流したりするようだ。 昨年7月の…

世界遺産・白神山地の魅力を画像で紹介 東京で講座

世界遺産区域に近い白神山地のブナ林=2018年、青森県深浦町十二湖付近 JR東日本系列の大人の休日俱楽部趣味の会・東京が主催する「白神山地の魅力講座」が8月23日、東京都千代田区であり、午前・午後の部合わせて約100人が参加した。 白神山地は日本に…

黒曜石と土偶と火焔型土器 縄文のふるさとを訪ねて (3)

縄文の造形美の極みといわれる国宝の火焔式土器=十日町市博物館 国宝指定第1号の火焔式土器の発掘状況を再現=十日町市の笹山遺跡 翌7月27日は旅館の朝食から一足飛びに新潟県で昼食、午後から「火焔型土器しばり」で県内3カ所を回り、午後7時30分まで…

黒曜石と土偶と火焔型土器 縄文のふるさとを訪ねて (2)

国宝土偶「縄文のビーナス」=茅野市尖石縄文考古館 国宝土偶「仮面の女神」=茅野市尖石縄文考古館 マイクロバスは山道を戻り国道を茅野へ。お目当ては国宝の土偶2体。茅野市尖石(とがりいし)縄文考古館にある。愛称がついていて、大きく尻を張り出した…

黒曜石と土偶と火焔型土器 縄文のふるさとを訪ねて (1)

縄文人が黒曜石を採掘した岩脈の発掘現場 発掘現場へ向かう道端には縄文人が捨てたとみられる黒曜石のかけらが散らばる 7月26、27の両日、黒曜石と土偶、火焔式土器のふるさとを訪ねた。ついのすみかと定めた西東京市に縄文時代中期の下野谷(したのや)遺跡…

下保谷の緑いつまでも 屋敷林などで樹木観察会

専門家の案内で「作左衛門の森」の樹木を観察する参加者=西東京市下保谷3丁目 作左衛門の屋敷林と下保谷の緑地をめぐるツアーが7月30日にあり、樹種などを観察しながら緑地の保全を考えた。 「作左衛門の森を愛する会」が初めて取り組み、11人が参加した。…

ヒマワリ満開 清瀬で4年ぶりフェス

広大なヒマワリ畑を見渡したり、写真に収めたりする人たち 東京都内最大級という10万本のヒマワリ畑を楽しんでもらう「清瀬ひまわりフェスティバル」(清瀬市、清瀬市農ある風景を守る会主催)が7月22日から30日まで、下清戸地区で開かれている。 コロナ禍…

飛鳥の牽牛子塚古墳 世界遺産にふさわしいか

築造当時の八角墳に復元された牽牛子塚古墳=明日香村観光サイトから 飛鳥時代の女帝・斉明天皇陵とみられ、世界文化遺産への登録を目指す「飛鳥・藤原の宮都とその関連資産群」の資産の一つである牽牛子塚(けんごしづか)古墳(国史跡、奈良県明日香村)を…

江戸深川 芭蕉ゆかりの地を歩く

芭蕉ゆかりのまち歩きは、「奥の細道」へ出発した同じいおりからスタート 江戸時代の俳人・松尾芭蕉(1644~94)が37歳から住んだ深川(東京都江東区)のまち歩きが7月7日にあった。 新聞社主催のイベントで7人が参加した。深川時代の芭蕉の足跡に絞った…

赤タマネギ豊作 農業講座有終

大玉や良質のものが多く、受講生を喜ばせた赤タマネギの収穫作業 「きれいな色」「スポッと抜ける」。西東京市住吉町の畑で6月13日、赤タマネギの収穫作業があった。 谷戸公民館が地元農家の協力を得て、市民に都市農業を理解してもらおうと年間計画で開い…

田無用水の歴史と風水害への備えを学ぶ

地形の高低差や水害の危険度がわかる防災ジオラマを見る参加者 西東京市の防災ボランティア団体「西東京レスキューバード」が6月11日に行う予定だった「防災まち歩き」は、雨のためまち歩きを取りやめ、勉強会だけをコール田無で開いた。 会場に30人が参加…

「内藤新宿」の面影探し新宿歩き

すり鉢地形の底で新宿・荒木町の栄枯盛衰を見て来た「むちの池」 甲州街道1つ目の宿場町・内藤新宿のジオラマ=新宿歴史博物館 江戸四宿の一つで、甲州街道最初の宿場町「内藤新宿」を歩く催しに6月7日、参加した。 集合場所はJR総武線・中央線千駄ヶ谷駅…

名優たちの熟成されたコメディー 舞台「ART」

好きな名優が3人そろって出演するのを知り、6月2日のチケットをネット予約していた。タイトルやストーリーは二の次。イッセー尾形、小日向文世、大泉洋という顔ぶれで、面白くない芝居であるはずがない。 この日は東京にも大雨警報が出ていた。地元市議会…

<西東京市議会>物価高騰対策を補正予算案に計上 定例会始まる

西東京市は物価高騰対策を盛り込んだ一般会計補正予算案を6月2日開会した第2回定例会に提出した。 池沢隆史市長は一般会計補正予算案の提案説明で、「国の給付金と市の一般財源によりゼロ歳から高齢者まで幅広い世代を対象として市独自の大規模な物価高騰…

アニメで伝える「原爆の記」

西東京シネマ倶楽部の「市民名画座」は5月27日、「忘れてはいけない記憶」と「Fukushima50(フクシマフィフティー)」を保谷こもれびホールで上映した。 「忘れてはいけない記憶」は、太平洋戦争末期の1945年、米軍の空爆と目撃証言、犠牲になった人々の慰…

自然公園から科学館へ 第1回「散策路を歩こう」

西東京の木50選の一つ、クヌギの大木が残る西原自然公園 わがまち発見と健康づくりをねらい、公園や社寺などを巡る西東京市の「『みどりの散策路』を歩こう」の今年度1回目が5月24日にあった。 全11コースのうち、「西原と多摩六都科学館」コースの2.6キロ…