見ごたえあった映画「ゴジラ」

 配役やストーリーなどほとんど予備知識のないままに、映画「ゴジラ-1.0(マイナスワン)」を11月24日、練馬区東大泉に見に行った。

 

 シニア料金がいつの間にか1300円になっていたのには一瞬驚いたが、作品に没入でき、ときどき涙ぐまされ、満足した。

 

 神木隆之介浜辺美波はずいぶん前のテレビドラマで知り、いい役者だと思っていた。童顔のイメージが強い神木は特攻隊員として現れたときから、やや面長な青年の顔に変貌?していたが、本当の顔はどうなのだろう。

 

 浜辺はコミカルな演技が好みだが、今作のしっかり者もいい。安藤サクラ佐々木蔵之介山田裕貴吉岡秀隆もあらためていい役者だと思った。

 

 夫婦ではない神木と浜辺、浜辺と戦災孤児の女の子。3人が織りなす家族同然の情景が涙を誘う。

 

 戦後復興したばかりの銀座をゴジラが破壊するシーンはCGで丁寧に作られており、ゴジラの背中のトゲトゲも今までにないすごみがあった。

 

 ただ一つ、ゴジラの制圧に国家機関が一切顔を出さず、民間の手で行われたことには首をかしげざるを得なかった。