名木や緑道 小春日和を歩く

向台公園は木々が色づき晩秋のたたずまい

 西東京市西東京自然を見つめる会が設定した散策コースを歩く今年度最後の催しが11月22日にあり、25人が参加した。

 

 散策コースは1カ所あたり3~5キロで14コースあり、地域の歴史や地形、風景などが織り込まれている。この日は田無庁舎発着で約4.3キロの向台・緑道コース。

 

 参加者は庁舎近くの公園で準備体操をし、市の木50選のうち田無小学校のメタセコイア、阿波洲神社の柿、南町5丁目道路わきのふたまたケヤキの3本を見た。

 

 もとは屋敷林だったという向台公園はひんやりした空気の中にモミジが赤く、イチョウが黄色に色づき、「きれいね」の声が聞かれた。

 

 五日市街道との突き当たりから始まる狭山・境緑道(多摩湖自転車歩行者道)は沿道に畑の風景が残り、向台植物公園では市内で珍しい多年草のシモバシラを見て、小春日和のひとときを楽しんだ。