<西東京市議会>「国際姉妹都市」検討に値せず 委員会で不採択

西東京市議会の文教厚生委員会は9月9日、請願1件、陳情4件を審査し、「2013年から年金2.5%削減を中止することを求める意見書」を提出することを求める請願を賛成少数で不採択とした。
 陳情は5件を審査する予定だったが、2015年度廃校の方針が打ち出された泉小の在学児童について移動希望先の速やかな調査を求める陳情が、この日取り下げられた。
 残る4件のうち、住吉町6丁目の都営住宅跡地に造られた福祉施設の仮園舎が役割を終えた後、土地、建物とも市に移管するよう都に働きかけてほしいとする陳情を継続審査とした。
 国際姉妹都市をつくる検討をするよう求めた陳情は、新たな予算が必要なことや「議会が後押しするほど機運が醸成されているとは言えない」「今ある市内での国際交流事業の充実を」など、委員に二の足を踏む発言が多く、採決では1人の挙手もなく不採択となった。
 学校開放プールの監視委託業者名を開放の案内時に明示すよう求める陳情と、国の動きを見守り継続審査となっていた、いじめ防止に関する陳情も不採択となった。