<西東京市議会>卒業式出席よりも予算審議優先 議運委、休会案に難色

 議会運営のあり方全般をテーマとする市議会の議会運営委員会(小幡勝己委員長)は1月30日、「小中学校の卒業式の日は議会を休会とし、議員の参加を促す」とした、みんなの党会派提案を事実上否決した。
 前回の議運委で態度を保留していた公明党会派の佐藤公男委員が「予算特別委の審議時間の確保が最優先されるべきだ。それができれば(提案賛成に)やぶさかではないが、現状では厳しいのではないか」と述べた。
 他会派はすでに提案の趣旨には理解や賛同の意を示しながらも、審議時間の確保が難しいことや公務優先の意見が大勢であったことから、小幡委員長は「現行通りの取り扱いとする」ことでの採決を示し、みんなの党の小峰和美委員もこれを了承。結局、全員異議なく現行通りと決まった。
 この日は、自民党会派から提案されていた新年度の議場コンサートについて、6月定例会初日の開会前に、これまでと同じ東京ニューシティ管弦楽団に無料出演してもらえるよう議会事務局に調整を委ねた。
 また公明党会派などから出ていた「代表・一般質問の質問時間の検証・見直し及び質問方法」は、これまで2回の協議のほか非公式の調整が行われたが、現状では意見集約が難しいとして、3月定例会は現行の方法で代表質問と一般質問を行うことを決めた。