長瀞随一 桜のトンネル満開

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 同じ飲食店に集う客と店主が、今度は総勢7人で4月4日、埼玉県長瀞町へ花見に出かけた。
 
 当初は野上駅から法善寺のしだれ桜に向かう予定だったが、見ごろを過ぎたことがわかり、高砂橋交差点から北桜通りに入った。
 
 北桜通りは長瀞随一とうたわれる桜の名所。長瀞駅前まで県道の2.5キロに渡り、約600本の桜が植えられ、桜のトンネルが続く。
 
 今年の満開は4月1日で昨年より6日早かったというが、花びらを散らし始めた木は少なく、ボリューム感いっぱいに花のかたまりを付けた木が連なっていた。
 
 途中で左折、金石水管橋を渡り、荒川右岸にある「日本一の甌穴(おうけつ)」を探した。甌穴は川の流れで転がる石が川床を削ってできた穴だ。標識は所々あるがわかりにくい。
 
 北桜通りに戻り、長瀞駅前からは上長瀞駅前まで約1.5キロの南桜通りへ。終点近くのそば店でざるそばと野菜天ぷらの盛り合わせを注文した。甘くやわらかいニンジン、フキのとうやセリなど旬の山菜、肉厚のシイタケなどどれも好評。古漬けに一手間加えた白菜などの漬物盛り合わせにも感心の声しきりだった。
 
 荒川ライン下りの送迎バスで長瀞の案内所へ。舟の出発まで時間があり、宝登山(ほどさん)並木参道を上った店で、天然氷で作るかき氷を食べることを先行。初めて食べる人は、シャリシャリしない「綿あめのような舌触り」に納得した。
 
 舟下りは親鼻橋上流部から岩畳までの「チャレンジコース」を希望した。しかし「舟がない」との理由で、下流部の岩畳を出て高砂橋の少し先までの「ロマンチックコース」に。3隻が待機しており、私たちの1隻は貸し切りの形になった。
 
 この日は水量が少なく、船頭がさおを操っても、時々ゴツゴツと舟底が川底の岩に当たった。
 
 下船後、乗り込んだ送りのバスは北桜通りを走った。高い目線で再び見る桜のトンネルはひと味違う。
 
桜見物の仕上げは長瀞駅のホームにかぶさる紅しだれ桜。美しく咲き誇る姿をフレームいっぱいに収めた。(下の写真は高砂橋付近のカエル岩、長瀞駅のしだれ桜)
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