遠州三山や香嵐渓 ちょっと残念 紅葉めぐり(3の1)

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 香嵐渓(愛知県豊田市)と小國神社(静岡県森町)・遠州三山紅葉めぐりに5食付き東海道グルメ旅と銘打った旅行会社のバスツアーに参加した=写真は遠州三山の一つ、法多山参道。
 
 日曜の1129日午前8時すぎ、西武新宿線村山駅東口を出発。東大和市駅JR立川駅JR八王子駅近くの集合場所から計41人が乗り込んだ。宿は11室で、旅行代金は2万2900円。
 
 結論から言うと、息をのむスケールの紅葉の風景に出合うことはできなかった。見事な紅葉もポツリと1本だけだったり、同じ木でも緑と紅葉になりかけのまだら模様だったり。見ごろはまだ先かと思えた。
 
 添乗員が「今回のコースでは一番だと思います」と言った小國神社の「もみじ遊歩道」も期待外れ。1千本以上あるというモミジは青い葉のものが多く、赤くならないで枯れ落ちているものも散見された。土産物店の人は「暖かかったせいか今年は全体に色づきがよくない。きれいにならないまま終わってしまうかも」とさえない表情で話した。
 
 ともあれ、ツアー1日目は午後から、遠州三山と呼ばれる静岡県袋井市法多山(はったさん)尊永寺、可睡齋(かすいさい)、油山寺(ゆさんじ)を訪れた。
 
 法多山は厄よけの寺。五体を表す、5本の串にだんごを刺した名物「厄除(やくよけ)だんご」のチケット売り場に行列ができ、茶屋もだんごを食べる客でいっぱい。
 
 可睡齋は徳川家康と住職の縁で改名した600年の古刹(こさつ)。昭和12年の水洗トイレがあり、神様がまつられているというが、立ち寄る時間はなかった。
 
 油山寺は「目の霊山」と呼ばれる由縁となった「るりの滝」、桃山3名塔の一つの三重塔(国の重要文化財)、幹が松で枝葉が杉の神木など見どころが多い。足腰の神にちなみ、半割りの青竹で作った「健足の道」を歩く中高年の姿もあった。
 
 愛知県岡崎市の料理店で夕食をとり、午後8時に同県半田市のビジネスホテルに到着した