三宝寺池など練馬区まち歩き 7月例会

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 西東京市ウオーキング協会の7月例会は30日、「三宝寺池の鳥と水と樹々(きぎ)の音」をテーマに三宝寺池=写真=など練馬区内で行われた。
 
 気温30度以上になる真夏日が予想される中、西武池袋線保谷駅24人が集合し、午前の目的地である都立石神井公園三宝寺池へ向かった。
 
 途中の見どころは、大泉井頭(いがしら)公園にそびえる2本のマルバヤナギ(区の天然記念物)を皮切りに区立牧野記念庭園、石神井松の風文化公園、石神井氷川神社三宝寺と多彩だ。
 
 牧野記念庭園はヒガンバナの仲間のキツネノカミソリオオキツネノカミソリが一足早くオレンジ色の花を咲かせていた。記念館の冷房がありがたい。
 
 松の風文化公園は旧日本銀行石神井運動場を整備したもので、東京ドームとほぼ同じ敷地面積。スポーツ施設が目立つが、管理棟にはふるさと文化館分室もあり、作家五味康祐のオーディオ機器の展示やレコードコンサートは愛好家によく知られた話だという。
 
 三宝寺は徳川家光が狩りの休憩所に使ったことから「御成門」と名付けられた山門と勝海舟邸から移された長屋門が歴史を感じさせる。
 
 三宝寺池は、東隣の石神井池とともに石神井公園の中心的存在。木々に囲まれ木道も整備されているが、木道のわずかな切れ目区間で女性が石につまずき転倒する出来事があり、周囲の人たちを心配させた。池のコウホネの群落では葉の下に黄色い花が見えた。
 
 三宝寺池を少し上った「おべんと広場」に正午ちょうどに到着し、弁当を広げた。テーブル付きベンチなど腰掛けが多く、トイレ、ごみ箱、水飲み場も至近と行き届いている。
 
 午後は石神井公園に接する池淵史跡公園内の古民家・旧内田家住宅をさっと見学。珍しい石造物のキリシタン灯籠などがある禅定院から石神井川沿いに笹目通りに出て北上。長命寺や「たなし道」などの道しるべともなった谷原延命地蔵、人工の小川で子どもたちが水遊びに興じる「春の風公園」を通り、都営地下鉄大江戸線光が丘駅前で解散した。
 
 保谷駅光が丘駅は約13キロ、所要時間は5時間30分。