青梅・御岳渓谷を歩く

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 「多摩川に遊ぶ」と題した西東京市ウオーキング協会の8月ミニウオーキング4日、青梅市西部の御岳渓谷遊歩道であり、29人が参加した。
 
 コースは青梅市が作製した「観光歩き道マップ」の御岳渓谷周辺コースに準じたが、出発地点のJR青梅線軍畑(いくさばた)駅から青梅街道に出る区間を変更したほか、終着地点の御岳駅に近い御岳橋より先の神路橋までに延長した。距離は合計約6.2キロ。
 
 軍畑駅からいったん高水三山コースへ向かい、踏切を渡って坂を下ると道幅の広い都道に出る。都道から見上げる軍畑鉄橋は青梅線最長で、橋脚は架け替えで話題となった山陰線の初代余部(あまるべ)鉄橋(兵庫県香美町)と同じ形式。撮影名所になっている。
 
 鉄橋を過ぎるとほどなく鎧塚(よろいづか)があり、戦国時代末期の合戦で戦死した武者の兵器を埋めて供養したと伝えられる。
 
 青梅街道の軍畑駅入り口交差点を渡ると、道端に御岳渓谷遊歩道入り口の案内板がある。ここから林に入って細い坂を下り、多摩川沿いの遊歩道に出たら上流側へ向かう。
 
 多摩川の水は透き通っていた。深い所はきれいなブルー。やがてアユ釣りをする人やラフティングやカヌーを楽しむ姿が増えてきた。遊歩道は緑陰が多いとはいえ、湿度が高く汗がにじみ出てくる。
 
 小澤酒造のオープンガーデンを借りて一休み。近くの楓(かえで)橋を渡り、中国・蘇州にちなみ昭和初期に建てられた寒山寺に参拝。この先の御嶽小橋手前の休憩施設で昼食となった。軍畑駅を出発して約1時間30分が経っていた。
 
 腹ごしらえをして正午前、さらに上流へ向けて出発。大きな御岳橋を過ぎた所で、植物に詳しい人がヤマホトトギスの花を見つけて解説した。神路橋を渡り右岸の遊歩道に変わるとタマアジサイの群落が目につく。開花し損ね、こじれたような花の形が特徴のウバユリも見られた。
 
 御岳橋の橋脚の根元に下りると砂地が広がっていた。この日初めて水辺に近づいたこともあり、水面に小石を投げて弾ませる「水切り」に興じる人も。崖下の水たまりには沢ガニがいた。
 
 近代日本画川合玉堂の作品を展示する玉堂美術館の前でも休憩を取り、御嶽小橋へ。橋を渡ると、青梅街道まで階段が連続し、最後の踏ん張りどころ。
 
 全員が無事にそろった午後115分ごろ、御嶽駅前で会長あいさつがあり、この時間帯1時間に1本の上り電車に乗り込んだ。(下の写真は軍畑鉄橋付近とラフティングの風景)
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