江戸東京博物館見学と両国まち歩き 郷土文化会

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西東京市郷土文化会の12月定例会は6日、東京・両国の江戸東京博物館の見学=写真=と、まち歩きが行われた。

36人が参加。都営交通などに自由に乗り降りできる東京都シルバーパスの利用者のために、西武池袋線から都営地下鉄大江戸線に乗り継ぎ、両国駅下車。博物館へ徒歩1分と近い。

特別展と常設展の共通団体券(620円)を買い、特別展「戦国時代展」(来年129日まで)から見学。「合戦」「群雄」などに章立てされ、上杉謙信武田信玄の一騎打ちを描いた「川中島合戦図屏風(びょうぶ) 米沢本」や徳川家康が神格化された「東照大権現像」など約130点(1225日までの前期)が並んだ。

参加者たちは好みの武将の歴史資料や美術工芸品に見入ったり、音声ガイドリストを重点に見て回ったりして約1時間、駆け足で100年あまりにわたる戦国時代をたどった。

常設展にはボランティアガイドに付いてもらい、三つのグループに分かれて原寸大に再現された日本橋を渡った。人々があふれる「町割り」をはじめ、江戸城や大名屋敷など精巧に作り上げたジオラマが多く、中でも三井越後屋の使用人や通行人のフィギュアは「出色の出来映え」(ボランティアガイド)という。

棟割り長屋の出産風景や江戸前寿司を売る屋台、共同トイレなど庶民の暮らしは実物大の模型でわかり、参勤交代で使っていたかごや肥おけ、火消しのまといなど乗ったり担いだりできるものもある。

これら江戸開府か明治維新までを紹介する「江戸ゾーン」も駆け足で回るのがやっとで、それ以降の「東京ゾーン」は見られなかった。

博物館近くの飲食店で昼食を取り、JR両国駅の南側にかたまっている見どころを巡った。京葉道路を越えて時津風部屋のビルを眺め、芥川龍之介文学碑、勝海舟生誕の地、吉良邸跡、回向院(えこういん)に立ち寄る。

両国橋の東端でいったん解散。希望者15人は、赤穂浪士が吉良邸討ち入り後に泉岳寺へ向かって歩いたとされる隅田川沿いの道を永代橋まで歩いた。(下の写真は左から江戸の町割りのジオラマ、吉良邸跡)
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