
テレビに舞台にと売れっ子の師匠は木戸銭が高いし、会場も普段の落語会より2倍以上広い。それでも満席。三鷹の落語会では立川志の輔と同格ということか。
独演会としてはシンプルな番組で、この日も本人以外は「近場(武蔵野市)に住んでいる弟子の二つ目」の春風亭昇吾だけ。
前半で『看板の一(ピン)』と新作落語の『宴会の花道』の2席を、中入り後は事前にネタ出ししていた『貧乏神』を演じた。
マクラでは、若いころ中退した東海大に人文学部の4年生として編入し、学割を有効利用していることや北海道・根室で漁船に乗りコンブ漁を実習したなど学生生活を楽しむ一方で、2万字が求められる卒業論文と取り組んでいると語った。
『貧乏神』を演じ終えた直後、「卒業すると(大学側から依頼された)客員教授になれる。今は単に学生の身分ですが、来年春には卒業するつもり」と意欲を示した。
そして静岡県伊東市長の学歴詐称疑惑を想起させるように卒業証書をチラ見せするしぐさを見せ、幕が下りる最後まで笑いを呼んだ。