<西東京市議会> 市「枝と生ごみ、回収増やす」 公明が代表質問

 定例会は31日の本会議で、市議会公明党の佐藤公男氏が代表質問に立ち、4氏が関連質問を行った。新年度の新規施策など市側の主な答弁は次の通り。
 
骨髄移植ドナー・事業所に奨励金 骨髄の提供者となった市民に1日当たり2万円、提供者が勤務する事業所に11万円の奨励金を交付する。7日を上限とする。対象は4月以降に骨髄を提供した人。
 
非常用飲料水を追加配備 災害時の避難施設となる小中学校には、1人当たり500ミリリットルのペットボトルが約2万6700人分備蓄されているが、さらに23千人分を追加備蓄する。水は5年ごとに更新する。
 
可燃ごみ、さらに減量 家庭から出る剪定(せんてい)枝の回収は100トン増やして600トンに、生ごみの回収世帯は50世帯増やして300世帯とする。これらは焼却処理することなく、チップやリサイクル土壌などに変えることで、さらなる可燃ごみ減量と資源化を進める。
 
待機児童減へ4施設 認可保育所2施設、小規模保育事業所2施設を整備する。平成2729年度までの施設整備と定員変更により、870人程度の定員拡大となる見込みだ。また私立幼稚園の預かり保育に必要な最低限の人件費を補助する。既存の私学助成などの補助事業と組み合わせて、預かり時間や日数の拡大を期待する。
 
地域猫」に救いの手 飼い主がいないまま不妊・去勢手術をされて元の場所に戻された「地域猫」への理解を深めてもらうため、講演会を開催し、リーフレットも作製する。講演会は、町内会・自治会からの参加を呼びかける。市のホームページに地域猫の写真付きで里親を募るサイトをつくり、ボランティア活動をしている人たちを支援できないか内部で調整している。ボランティア団体とは定期的な意見交換会や勉強会も持ちたい。