午後から雨の予報が出ていたせいか参加は14人と少なかったが、予報は外れ、晩秋の風景を満喫した。
バス通りを西へ向かい、東大和市立郷土博物館で小休止。住宅地を通って竹林に入り、「西口広場」の標識を左に曲がって坂を上ると木道が現れた。木道は結構長い。所々腐っていて、危険個所にはテープが張り巡らされ、回り道の表示も。
木道が終わった先に展望広場があり、狭い隙間から市街地が望める。多摩湖周遊道路に出て鹿島橋を渡り、あずまや(豊鹿島宮 奥宮跡)周辺で昼食を取った。
正午すぎに出発し、本殿が都内に現存する最古で唯一の室町時代の建立という豊鹿島神社に立ち寄った。参道を青梅街道に出てから歩くこと約30分。墓地建設反対が展開されている住宅地の高台に、目指す「小林農園」があった。
ミカン狩りができる農園だが、90分食べ放題で入園料400円がネックになったのか、希望者は1人もおらず、関心はもっぱら庭先の農産物直売所に集中。1キロ400円の袋詰めミカンは品数が少なく、すぐ売り切れ。里芋、カリフラワー、ずいきなどが買い求められていた。
今年は「表作」にあたり、1本当たりの収量は多いが、古い木の植え替えを進めているため、例年なら11月いっぱいのミカン狩りの期間を19日までに短縮するという。
ミカン畑は住宅裏手を上った高台や傾斜地の下に向かって広がる。たわわに実を付けた木も残っており、眼下に住宅地が見渡せた。