山梨・笛吹市の桃源郷 最後の見ごろ

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 桃の産地、山梨県笛吹市で、桃の花の見ごろが今シーズン最後となりそうな御坂町上黒駒地区を413日、オートバイで訪ねた=写真は授粉作業。

 中央道の一宮御坂インターチェンジから国道137号(バイパス)を河口湖方面へ向かい、旧道との交点から少し旧道に入り、まず笛吹市の観光サイトにあった御坂路さくら公園を目指した。

 公園に向かう途中の高台にあった戸倉の桃畑は満開。標高は約700メートル。遠くに雪をいただく南アルプスの山並みが見えた。

 国道の反対側の高台にもうっすらとした桃色の畑が遠望できたので、国道に戻り、桃畑につながる農道に乗り入れた。こちらの桃畑の方が戸倉よりもまとまっていて規模が大きいようだ。

オートバイを降り、ひときわ濃い桃色の畑を歩くと、甘い香りをはっきりと感じ取れた。

 畑の中に男性の姿を見つけ、立ち入りを請うと快諾してくれた。鳥の羽根の束を竹の棒の先に付けた道具で花をなでまわしている。道具は「毛ばたき」といい、実を付けさせるための授粉作業だという。

 桃も今年は1週間ほど開花が早く、今は散り際という。これまでの天候は収量に影響はないが、「遅霜とか、これから不順だと心配」。

 ここの収穫は7月初めから8月いっぱいまで。豊作を祈った。(下の写真は左から、南アルプスを望める桃畑、山梨リニア実験線に近い桃畑)
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