落語家林家木久扇さん(80)が9月27日、「木久扇の生き生き人生」と題して東京都内で講演し、「死にそうになったことが4回ある」と話した=写真は朝日新聞Reライフフェスティバル2018のサイトから。
東京大空襲、腸閉塞(へいそく)、胃がん、喉頭がんのうち、4年前の喉頭がんでは、40日間の治療後も声が出ないので仕事ができず、弟子10人と家族を抱えて経済的なピンチに悩んだ。
そんな時、奥さんが「元気そうね」と声をかけてくれ、長女は外食や観劇などで暮らしに変化を付けてくれた。弟子たちも蜂蜜をそっと置いていってくれ、みんなの気持ちがありがたかったという。
1週間余りたって声が出て、「あんなにうれしかったことはない」と明かした。