丸山新市長所信 さりげなく独自色

 2期8年の坂口光治前市長から丸山浩一氏へとバトンタッチして初の定例会を迎えた西東京市議会。初日の3月6日の本会議で、丸山新市長はA4判8ページに及ぶ「所信表明」を20分余りかけて淡々と読み上げた。
 冒頭部分は「生まれも育ちも西東京市」「医師、東京都職員の現場経験や知識を生かし、役に立ちたい」と選挙戦での売りフレーズを述べて親近感を醸し出し、選手経験のあるラグビーの「ノーサイド精神」などを持ち出して職員の生の声を聞く姿勢を強調した。まずは足元を固めたいとのアナウンスなのだろう。
 施策への批判もやんわりとにじませた。市誕生10周年を記念する健康都市宣言(2011年)を取り上げ、「取り組みが必ずしも十分ではない」。医療機関情報などをもっとわかりやすく市民に伝えていきたいと言い、誰もがスポーツ・文化・芸術に親しめる環境づくりにまで視界を広げた。
 議員席からはやじ一つ飛ばず、静かな滑り出し。傍聴席は異例の25人で埋まった。