<西東京市議会>はなバス、停留所案内は児童の声に 第4ルートを見直し

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 公共交通の空白地域を運行するコミュニティバス「はなバス」は4月から、停留所の案内放送を市内児童の声の録音に代える。第4ルート(田無駅多摩六都科学館)については1年間かけて見直す。新年度一般会計予算案を審議する20日の予算特別委員会で、森田勲氏(みんなの党西東京)、石田史行氏(西東京市議会公明党)、森信一氏(西東京改革フォーラム)の質問に市側が答えた。
 車内放送は、90カ所の全バス停をルート沿線にある小学校15校の4~6年生90人が受け持つ。「はなバスを身近に感じてもらい、車内が柔らかい空気になれば」と市。
 4月1日から第2(保谷駅東伏見駅)、第5ルート(ひばりヶ丘駅保谷庁舎~如意輪寺~ひばりヶ丘駅)で時刻表が改正されるのは、バス運行事業者の西武バスが運転手1人を増員し、これまで第5ルートはない午前6時台に1便を新設するほか、買い物帰りの夕方の時間帯に1便増やす。車両が第2と第5ルートが同じため、第2の時刻表も変わる。
 新年度は現ルートの利用実態調査や利用者アンケートとともに第4ルートを中心として新規路線の調査を約1千万円かけて行う。同ルートは踏切を2カ所通過することや高校生で混雑するなど問題が多く、市は「路線の南北分割も検討したい」と答弁した。
 このほか、昨年8月からの運賃値上げの影響について、2月末現在までの利用者数は約68万人で前年同期より15%減ったことを明らかにした。バス事業者への運行補助金は今年度より約7%少ない7860万円を計上している。