カタクリは満開間近 栃木・佐野 花見バス旅(2)

カタクリのかれんな花を撮影する人たち=2024年3月19日午後2時40分、栃木県佐野市町谷町

 栃木県茂木町のミツマタ群生地の次の目的地は同県佐野市町谷町の「万葉自然公園かたくりの里」。バスは真岡インターチェンジ(IC)で北関東道に乗り、東北道佐野サービスエリア(SA)で降りた。

 

 カタクリの群生地は、万葉集にうたわれた三毳(みかも)山の北斜面のコナラの林にある。幅の広い、やや急な階段を上ると、薄紫色の花弁を反り返して下を向くカタクリの花があちこちに見られる。上るにつれて花は密度を増し、群落と呼ぶにふさわしい。

 

 群生地は約1・5ヘクタールに約150万株あり、日本有数の規模といい、市指定文化財になっている。

 

 満開かと思われたが、管理事務所で聞くと「7分咲き」ということだった。ここも寒さで開花が遅れ、「かたくりの花まつり」は当初の予定より1週間ずれ込み15~31日に変更されたという。