<西東京市議会> 熱中症予防へミスト装置 2運動場に

 予算特別委員会は3月20日、労働費や農林費、商工費、土木費など「第2区分」の補足説明が市からあった後、森田勲、石田史行(以上みんなの党西東京)、坂井和彦、森信一(以上西東京改革フォーラム)、大林光昭(西東京市議会公明党)の各氏が質疑を行った。
 市側の主な答弁は次の通り(「はなバス」は別稿)。
 ▽消防団に女性加入へ 消防団の女性団員は現在はゼロだが、新年度の任期替えに伴い、数人の女性から入団の内諾を得た。広報などに力を入れて増やしたい。
 ▽非常通報装置を一新 小中学校での非常事態の発生を警視庁通信司令本部に知らせる非常通報(学校110番)装置は設置から11年たち、電子部品が劣化したため、全校一斉に取り替える。近年は実際に使われたという報告はない。
 ▽霧で熱中症予防 熱中症予防対策として、(細かい霧状のシャワーで暑さを和らげる)ミスト発生装置を向台運動場とひばりが丘総合運動場(ひばりアム)に1台ずつ、試行的に導入する。気温に関係なく、利用者の希望に応じて稼働させたい。
 ▽小学校体育館の空調は困難 保護者から小学校体育館の空調設備設置が要望されているが、1カ所でざっと5千万円以上かかり、国や東京都の補助金もない。現状の窓開けやカーテン使用、こまめな水分補給、35度以上での運動を避けることで対応してもらう。
▽自転車レーンに課題 農協前の通り240メートルに自転車専用通行帯を設置して1年たった。自転車の逆走や車の違法駐車などの課題は多い。正しい利用へ普及啓発に努めたい。新設については3年間調査研究し、田無署などと協議したうえ平成29年度以降の導入を考えている。
 ▽防災無線5子局増設 防災行政無線は地形や高い建物の影響で聞こえにくい場所があった。これまでスピーカーを調整してきたが、新年度は東町、住吉町、芝久保町の3カ所に5つの子局を増設する。ポールを立て上部にスピーカーを取り付ける。
 ▽街路灯LED化を本格検討 試行段階の街路灯のLED化は新年度、リース方式などどのような方法が適切か、具体的な検討を進めて平成27年度実施を目指す。
 ▽提供緑地を市民が管理 開発に伴う提供緑地は平均50平方メートルと規模が小さく、維持管理と活用が課題だ。公園ボランティアと相談し、市民に維持管理してもらうコミュニティガーデンのモデルを田無地区と保谷地区に1カ所ずつ設定する。