世界遺産 和紙の技術をたずねる

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 西東京市郷土文化会の9月例会は6日、世界遺産に登録された和紙の「細川紙」作りの技術を伝える埼玉県東秩父村の「和紙の里」と小川町の埼玉伝統工芸会館で行われ、29人が参加した。

 公共交通が不便なため貸し切りバスを利用。和紙の里では、和紙原料のコウゾの皮を煮た後にあく抜きと細かいごみなどを取り除く「かずさらし」という工程=写真=や紙すきの作業を見た。

 役300年前の建築とみられる紙すき家屋、和紙の造花を飾り道具などを展示する伝習館も丁寧に見て回った。

 和紙の里では農産物販売所、バスターミナルなどの建設工事が行われており、今秋には道の駅として再スタートするという。

 埼玉伝統工芸会館でも和紙作りの原材料を見せてもらいながら工程を聞いた。

 また、この日始まった陶器とガラスの「うつわ展」、紙製の衣服の特別展示、人形や釣りざお、あい染めなど県内の伝統的手工芸品と多彩な分野の作品を楽しんだ。

 最後のロッテ狭山工場(狭山市)ではチューインガムの包装ラインを見学したほか、キシリトールをぬるま湯に溶かして吸熱効果を指先で感じる実験や、香りのもとを当てるクイズなどを楽しみながら売れ筋の菓子の最新事情を学んだ。