<西東京市議会>3館合築問題 市長、田無公民館は現状維持を示唆

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 市民会館の建て替えに合わせて中央図書館と田無公民館を移転させる「3館合築複合化」問題で、丸山浩一市長は9月5日、田無公民館=写真右=を現在のまま残す考えを示唆した。

 森信一氏(民主改革フォーラム)の一般質問に答えた。

 丸山市長は合築複合化について、「中央図書館の十分な機能拡充を図るためには」と個別の施設の機能重視に初めて踏み込み、市民会館と中央図書館を複合化し、「田無公民館を存置する方策も選択肢として検討する必要があると考える」と述べた。

 3館合築複合化は、各施設の関係者らからなる基本プラン策定懇談会が2月に提言書をまとめたが、一本化した内容に至らず、庁内での検討に移っていた。

 市長は基本プランの策定時期について「年内を目途」とし、策定前に市民の意見を聞く機会を設ける意向を示した。

 二木孝之氏(同)の質問にも同じ答弁があったが、公民館と図書館の跡地利用については「今後の課題」とした。