関東有数のアジサイ名所と国内最大の大仏と ウオーキング協会15周年(2の1)

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 西東京市ウオーキング協会の15周年記念バスツアーは7月9、10の両日、千葉県内であり、麻綿原(まめんばら)高原(大多喜町)と鋸山(鋸南町)を歩いた。

 同協会は5年ごとに1泊バスツアーによるウオーキングをしており、今回は26人が参加した。

 1日目は日蓮宗大本山清澄寺(せいちょうじ、鴨川市)で精進料理の弁当を食べ、麻綿原高原(標高340メートル)を目指す。ヒルの侵入を防ぐため足首にカバーを着けたり、ヒルを近づけない薬剤を靴に吹きかけたりと寺の外で防備を整えた。

寺の横の道を少し上り、東大の千葉演習林に入って緩やかな下りの林道を進む。約3キロを1時間ほどかけ、麻綿原高原にある天拝園と名付けられた妙法生寺(みょうほうしょうじ)境内に到着。小道の右に左に斜面にとアジサイ青い花が見ごろを迎えていた=写真

戦後、廃寺を再興した住職が植え始め、今は2万株20万本の群落に。大多喜町観光協会は「関東随一のアジサイの名所」とうたう。夏の季節に青一色の風景は爽やかだ。

山上のお堂・天拝壇からは幾重もの山並みが眺められ、涼しい風が渡る。環境庁の「日本の音風景100選」に選ばれたヒメハルゼミが、びっくりするような音量で合唱を聞かせてくれた。

下山して駐車場からバスに乗り、走りだして10分ほどすると女性の腕にヒルが1匹たっぷり血を吸って取り付いていることがわかり、塩水をかけて引き離すなどひと騒動。「どこで着いたのかしら」と本人も不思議そうだが、かゆみや痛みはないと言う。

この日は清澄寺の前に「濃溝(のうみぞ)の滝」(君津市)に立ち寄った。清水渓流広場の駐車場の下にある素掘りの洞窟を水が滝状に流れ落ちる観光スポット。朝日が差すと、洞窟に入る光と水面に映る光がハート形を作る。

宿泊施設は前東京都知事の公私混同問題の舞台となった龍宮城スパホテル三日月。西東京市国民健康保険の保養施設になっており、被保険者は1泊2食で3千円の補助を受けた。(下の写真は左から、ハルゼミの合唱が聞こえた天拝壇、濃溝の滝)
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