秋たけなわの花や実は? 造園家が解説

 大人の休日俱楽部趣味の会主催の「季節の花と庭園を楽しむ講座」が10月13日、東京都内であった。

 

 講師は、1年を8つの季節に分ける「八季」の考え方を提唱する造園指導者の河原康雄さん。「この時期の花や実」のタイトルをつけたコピーの写真集を1枚ずつ丁寧に説明した。

 

 「この時期」は、暦の上では秋分から冬至になるまでの「秋」だが、河原さんの分類法だと、秋分から立冬までの「秋たけなわの頃」となる。四季で言う秋の前半分にあたる。

 

 写真は10月1日に裏高尾(八王子市)で撮影したツリフネソウとミゾソバの花から横浜イングリッシュガーデンで31日撮影のネリネまで24種20枚。都内や近県の公園や寺院の庭、休耕田などで10年以上撮りためてきた。

 

 ソバはやせた土地でも生育がよく、種をまいて短期間で収穫できることから、「赤い花を咲かせるソバの花畑を新設のゴルフ場に作った」との経験も披露した。

 

 同講座は全2回。27日に横須賀市ヴェルニー公園を訪れ、植栽担当者からバラの魅力を学びながら散策する。