当選は最後の年賀状

一抹の寂しさを感じさせる今年限りの年賀状

 今年もらった年賀状25枚のうち1枚が3等に当たっており、1月19日に郵便局で切手シートを受け取った。

 

 差出人は、30代後半に知り合った同業他社の友人。私と同年配で、彼は緑内障による視力障害が進み、今年で年賀状を出すのをやめる、と書いていた。

 

 今年が最後の年賀状と書いてきた人がもう一人いて、こちらは元の会社で少し後輩。「体にガタがきた」「今後はメールか電話で」という。

 

 妻も目や消化器などが悪くなり、今年は出してくれた人にだけ「最後とする」趣旨を書き添えて出したという。みんな、そんな年齢になったのだなぁと寂しい気持ちになる。

 

 転勤の多い職種とあり働き盛りのころ出すのは100枚を下ることがなかった。退職後は少しずつ減らし、今年は入社同期、転勤先で大変お世話になった人、親類などに絞り、過去最少の34枚だった。

 

 減らしこそすれ全面ストップは考えたこともなかったが、身辺に具体的な動きが複数現れてくるとそうもいかない。早ければ秋にも、はがき代が63円から85円に値上がりしそうでもあるし。