西東京市内のシニア向け情報紙「きらっと☆シニア」の第21号が5月14日、発行された。今回は、断捨離ブームといわれる「生前整理」を多彩な切り口で特集している。
情報紙(A4判、4ページ)の発行を主な活動としているきらっとシニア倶楽部(会員15人)が2月から毎月2回集まり、紙面の内容や構成を話し合ったり原稿を書いたりした。
1面は、よく売れている整理・片づけ術の本を数種類購入して読み、読んだ人がそれぞれのポイントや読後感を原稿にまとめたうえ、みんなで質疑応答した。そのやりとりやブームを危ぶむ声などを構成し、「片づけ本 なぜブーム」「図書館貸し出し3カ月待ちも」の見出しで伝える。
2面は市内の有料老人ホームに入居する2組から「何を捨て、何を持ち込んだか」を聞いた記事に、グループホームと入居者から撮影することの同意を得た居室内部の写真を添えた。さまざまなモノの中でも写真・アルバムはとりわけ捨てがたいことがわかった、などとするアンケート結果も。
3面は、エンディングノート活用の呼びかけや、読み終えた本を惜しまずに捨てられるようになったこと、職場規律のおかげで自宅でも机の上の整理が習慣になったとの体験談などが並ぶ。
情報紙は5000部を印刷。公民館、図書館などの公共施設や一部の医療機関、薬局などに置かれているほか、きらっとシニア倶楽部のブログ、西東京市市民協働推進センターゆめこらぼのホームページの「イベント」からも閲覧できる。