西東京市と西東京自然を見つめる会主催の「みどりの散策路を歩こう」の2回目は6月27日、保谷駅から文理台公園、碧山森緑地保全地域などを巡る「こもれ日の道コース」で行われた。好天に恵まれ、前回とほぼ同じく一般市民約70人が参加した。
保谷駅南口デッキに集まった参加者たちは3班に分かれ、かえで通りから筑波大学附属小学校の保谷田園教場へ。昨年、西東京市の木50選に選ばれたケヤキを見上げたり=写真右、サツマイモやジャガイモが育つ畑を眺めたりした。
次の文理台公園では市みどり公園課職員が、旧東京教育大学(現筑波大学)グラウンドを整備して1984年(昭和59年)に開園し、アヤメ池や滝があり、桜の名所でもあることなどを説明。南側の一部が国有地、北側が市有地という。
ここでは市健康課職員から熱中症の予防法などを聞いた後、全員でストレッチを行った。
中町2、3丁目の住宅街では小さな実を付けたブルーベリーや白い花が見ごろのキョウチクトウに目をやりながら碧山森緑地保全地域へ。自然を見つめる会代表の中村賢司さんは、「雑木林らしい雑木林が見られるのは市内ではここと西原自然公園の2カ所くらい」と話した。コナラの木に小さなクワガタを見つけた人もいた。
「散策路を歩こう」は、自然を見つめる会が初版の「みどりの散策マップ」のコースを見直し、市が今年1万部を作製したマップにしたがって全11コースを歩こうというものだ。今年度5コース、来年度6コースを予定しており、
次回は9月16日、東伏見駅北口出発で富士町を中心に回る「屋敷林と畑」のコースの予定という。
マップは無料で、市役所田無庁舎2階・保谷庁舎1階の各総合案内、公民館などに置いてある。残りは約4千部という。
(写真下は文理台公園でのストレッチと碧山の雑木林)