切り絵と初コラボ 西東京発アニメ放映

イメージ 1 西東京市内のアニメ会社と同市内在住の切り絵作家のコラボレーションでつくられたアニメ「山梨とり」が、10月28日午前9時からのテレビ東京「ふるさと再生 日本の昔ばなし」で放映された=写真はテレビ東京の画面から。
 絵コンテ・演出はエクラアニマルの本多敏行さん、切り絵は小出蒐(しゅう)さん。本多さんが鉛筆で描いた人物を小出さんが切り絵にしたという。
 病気の母親を助けるため、山奥の沼のほとりになっている山梨の実を取りに、3人兄弟が順番に出かけるが、山姥(やまんば)の忠告を聞き入れなかった兄2人は沼の化身に飲み込まれる。一番下の弟が首尾よく兄たちを助け、山梨も持ち帰って母親の病気が回復するというストーリー。母思いの兄弟の一途な表情、山姥の不気味さに切り絵ならではの効果が発揮されていた。
 エクラアニマルが制作した作品はこのあと「大江山の鬼退治」(12月9日)、「蛇息子」(1月20日)、「謎の恋歌」(3月3日)の放送が予定されている。