「ここがあの立川断層!?」  西東京市社協が「見て歩く会」

イメージ 1 西東京市社会福祉協議会の「見て歩く会」が10月30日、立川市内で行われ、西東京市民約30人が立川断層がわかる地点や玉川上水の遊歩道などを歩いた。
 立川断層は、政府の地震調査委員会が公表した主要な活断層の一つ。地震発生確率は100年以内が2~7%で、日本の中では相対的に「やや高いグループ」に属するが、東日本大震災により確率がやや高くなったとみられる。最新の活動時期は2万年前~1万3千年前とされる。
 断層の長さは20~30キロと推定されるが、立川市内で痕跡が確認できる場所は少ないという。
 参加者たちは西武拝島線武蔵砂川駅の北東の旧残堀川跡(上砂町5)に立ち=写真、ガイドから「ここが断層の下。緩い上り坂との落差は約2メートル」と教わると、「説明を聞かないと気がつかない」の声。この先でも、西武線の東から武蔵砂川駅方向を見ると線路下ののり面がかさ上げされているのがわかる。玉川上水の大曲がり(砂川町3)は、断層があることによって湾曲ルートを取らざるをえなかったという。五日市街道に面する阿豆佐味(あずさみ)天神社の境内は断層の高い際の真上にあった。
 この日のコースは武蔵砂川駅から五日市街道、玉川上水などを経て東隣の玉川上水駅までの約7キロ。約3時間かけて歩いた。立川断層のほかにも、残堀川と十字に交差する玉川上水が残堀川の川床の下をくぐって再び地上に出現(上砂町4)、上水掘削の残土でつくられたとみられる高さ15メートルの金比羅山、砂川新田を開発した旧名主砂川家の門前、昔から続く農家が地域に開放した土蔵ギャラリーなど見どころ満載だった。(写真下は、左から、橋の下でいったん地下をくぐる玉川上水、砂川新田を開いた砂川家の門前)
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