多摩丘陵の尾根道「よこやまの道」を歩く

イメージ 1
 西東京市ウオーキング協会の5月ミニウオーキングは7日、多摩都市モノレール線多摩センター駅(多摩市)から「よこやまの道」を歩き、京王相模原線若葉台駅川崎市)に至る約11キロの1日コースで行われた。
 よこやまの道は、古代から横に長いシルエットを見せた多摩丘陵の尾根道をいう。現在すべてが連続して残っているわけではなく、回り道する所もあるが、要所に順路を示す標識や案内板が整備され、遊歩道も歩きやすい。足元にも遠望にも昔の田園風景はないが、尾根をたどっている感覚は十分味わえる。(写真は展望広場に近い遊歩道)
 雑木林の地面には花を付けたキンランやギンラン、ジュウニヒトエなどを見つけることができ、頭上には白い花が盛りのミズキなどが見られ、花好きの人を喜ばせた。
 昼食休憩をとった一本杉公園には18世紀ごろの建築とされる古民家2軒が移築復元されている。防人として東国から北九州の警備に向かう夫との別れをうたい、万葉集に収められた歌の碑もある。
 帽子を押さえたり土ぼこりに立ち止まったりと時折強風に悩まされたが、ほどよい気温と快晴のもと、16人が5時間弱をのんびりと過ごした。(下の写真は左からキンラン、ジュウニヒトエ
イメージ 2イメージ 3